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by i..mana
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こむぎの名前

らぶが逝こうとしているその時、何も出来ない私はただ手術台の横で泣いていました。
子供のように「嫌だ嫌だ、戻ってきて」とらぶにすがって
ただただ泣いていました。

そして心臓が止まったその時には
もう何も考えることが出来なくなっていました。

今思うと、頭が真っ白とはまさにこのような状態のことを言うのでしょう。

獣医師の「もう自分で心臓を動かせないから…」という言葉が耳に残る以外、
全てのことが漠然としています。

思い出したくない気持ちの反面、どうしても思い出せない時間でもあります。

そんな気持ちの中、家に帰って来たらぶの背中を撫でながら
ふと浮かんだ景色
がありました。

金色に輝くの小麦畑です。

らぶは、特別良い手入れをしていた訳ではないのにとても美しい毛並みの子でした。

少し色の濃い、柔らかい毛を撫でていると
一面に広がる小麦畑が風に吹かれて揺れているように思えました。

らぶが生まれた秋。
晴れ渡った空の下で、小麦が優しく揺れている風景です。

勿論この頃は、まだこむぎが我が家にやって来ることは決まっていません。
何故か浮かんだこの情景は、私の心の中でだけ繰り返し思い出されるだけでした。

後に新しい家族を迎え入れることが決まった時、
未だ姿も見ないその子を何故か「こむぎ」と呼びたくなったのです。

さりげなく「こむぎ」と呼んだら家族みんなそう呼び始めました(笑)

こうして新しい家族の名前は「こむぎ」になりました。

きっと、らぶが泣き虫な私たち家族を心配して
こむぎをプレゼントしてくれたのだと思います。

そして寂しがり屋のらぶは
私たちに、いつも自分を近くに感じて欲しかったのかなとも。
by i..mana
11:49 | こむぎ | comments (0) | trackbacks (0) | edit | page top↑
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